地方銀行の役割と今後の課題!地方銀行(地銀)とメガバンク(都銀)・信用金庫との違い

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地方銀行の役割と今後の課題!地銀とメガバンク(都銀)・信用金庫との違い

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地方銀行の役割と今後の課題や展望!

地方銀行の役割

地方銀行が、成長を続けていく為には、活動エリアである「地域」の繁栄や経済の活性化が欠かせません。

 

その為に地方銀行には、大きく2つの役割が求められてきました。

 

【地方銀行のこれまでの役割】

①管轄している地方の企業の成長を支える「支援」

②地方自治体など地域行政機関』への「支援」

 

今後の地方銀行の役割と課題や展望

これからの地方銀行には、上記のような、これまでの範囲の支援に留まらず、下記のように更に深掘りした戦略の実施が生き残りをかけては必須となってくることになります。

 

①管轄している地方の企業の成長を支える多方面の「支援」

 かつて、銀行に求められていたのは、金融支援が中心でしたが、昨今の混沌とする経済の活性の為には、自らが進んで更に一歩踏み込んだ積極的な支援が必要になってきます。

 

 それに向け必要となるのは、資金の支援に留まらず、これら様々な役割が地方銀行には求められてくることでしょう。

 

【今後の地方銀行の求められる役割】

「起業家への積極的 かつ 魅力的な支援」
「経営課題の分析」
「課題解決に向けた効果的なアドバイス」
「相乗効果が期待される企業同士のマッチングやコラボレーション」
「販路・取引先の紹介」
「既存の枠組みに捉われない販売促進の提案」
「M&Aなど統合・提携の仲介」

 

 

②地方自治体など地域行政機関』との「連携」「支援」

 その地域の発展の為には、企業の活力と共に、その街や、人々、産業、インフラなどの整備や活力の注入も有効な手段となってきます。

 

行政機関との協力、連携により、事業計画の策定や、町おこし、イベント、宣伝などの枠組みやネットワークの構築、これまでの成功事例や銀行間のノウハウの水平展開を行う事で、更なる発展が見込めるという役割も担ってくることになるでしょう。

 

これらの事が実施出来ない旧態依然とした体制の地方銀行は、今後、その地域に必要ない存在とされ自然と淘汰されていく事となっていきます。

 

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地方銀行(地銀)とメガバンク・都市銀行(都銀)・信用金庫の違い

地方銀行(地銀)と都市銀行(メガバンク・都銀)の違い

都市銀行(都銀)[メガバンク]」と「地方銀行(地銀)」は一見、利用者からすると、ほとんど違いが無いように見える場合もあります。

 

しかし、実際のところ、「都市銀行(都銀・メガバンク)」と「地方銀行(地銀)」の大きな違いとして、

「都市銀行(都銀)」は、

・お金の貸出先が「大手の優良企業」がメイン

・本店も東京・大阪など大都市

・支店と対象エリアは全国および、世界的なネットワーク

 

一方、「地方銀行(地銀)」の場合は、

・お金の貸出先は「中小企業」「地域の大企業」も対象

・本店は地域の主要都市

・支店は、ほとんどがその地域限定で、営業活動エリアは、対象のエリア限定

 

このように、利用者からは大差のない違いであっても、借り手の企業から見た場合や、都市銀行(都銀)と地方銀行(地銀)は「営業活動範囲」は全く異なってきます。

 

地方銀行(地銀)と信用金庫の違い!

「地方銀行(地銀) 」と「信用金庫」の方も、やはり利用者からすると、違いが分かりにくいですよね!

 

地方銀行(地銀)」の場合は、

・お金の貸出先は「地域の中小企業」「地域の大企業」も対象となり

・本店は地域の主要都市

・活動は、ほとんどがその地域限定で、営業活動エリアは、対象のエリア限定

・対象の法律は「銀行法

・企業形態は「株式会社

・融資の金利は「中間的」

 

一方、「信用金庫」の場合は、

・お金の貸出先は「地域の中小 零細企業」「地域の個人」が対象

・本店は各地域

・融資先は原則 会員が対象で、会員資格は「従業員 300人以下」「資本金 9億円以下」「地域内の企業」に限定。

 個人 会員資格は、「営業地域の居住者、及び、勤務者」
 ※700万円以下の場合、会員以外でも利用可

・対象の法律は「信用金庫法

・企業形態は「共同組織

・融資の金利は「やや高め」

 

地方銀行(地銀)と信用金庫は、預金やサービス利用者からは大きな違いは感じられませんが、「融資対象者」や「営業活動範囲」は大きく違うことになります。