FX初心者の「失敗例」「注意点」7選|FX初心者「失敗談」と「成功の秘訣」
ここではFX初心者がやってしまいがちな失敗について紹介をします。
投資というものは、初心者の時は多くの人が同じ失敗をして痛手を被っています。
「自分は大丈夫」と思わずに、必ずチェックをしてみてください。
FX 初心者の陥りやすい「失敗例」「注意点」 7選
「エントリー」に根拠がない
「FXなんて上か下かの2択じゃん」と軽い気持ちでエントリーをする方がとても多いです。
エントリーをした瞬間は上か下かの2択しかないのかもしれません。
しかしながらFXはそんなに単純なものではありません。
エントリー後にどこで利確(利益確定)をし、どこで損切をするのか、最低でもこの2つは決めておかなければ、かなりの高確率で破産します。
エントリーに根拠がない場合には、たいてい「利確ポイント」も「損切りポイント」も決まっていません。
同じタイミングでロングをする人もいれば、ショートをする人もいます。
プロトレーダーは、自分のエントリーに必ず根拠を持っています。
トレードに勝つことも、もちろん大切なのですが、それ以上に大事なのは自分のエントリーがどういった理由で勝てたのか、または負けたのかをしっかりと分析することです。
あなたが、毎回のエントリーで明確な根拠を見出せるようになれば、トレーダーとしてのスキルや勝率がどんどん上がっていきます。
「ポジション」を持っていないと満足できない
どんな時でもポジションを持っていないと、いてもたってもいられない方がいます。
通称「ポジポジ病」の方ですね!
トレードスタイルにもよるのですが、「基本的はノーポジション」というトレーダーも数多くいます。
「待つも相場」という格言があります。
無駄なエントリーは避けて、ここぞという相場の転換期に勝負をした方が勝率が上がる可能性が膨らむでしょう。
もちろん、エントリーに明確な根拠がある場合には、ポジションを取るべきなのですが、もしもあなたが、単なる「ポジポジ病」である場合にはその病を治すことが先決です。
「スワップポイント」に目がくらむ
南アフリカの「ランド」、トルコの「リラ」、オーストラリアの「豪ドル」。
これらは高金利通貨であり、保有することで多額の「スワップポイント」が付与されます。
FX業者によって、このスワップポイントは少々違ってくるのですが、大抵の場合はいわゆる「利子」のような形で為替差損とは別に利益となります。
しかしながら、このスワップポイントというものは、為替差損に比べたら微々たるものなのです。
ちょっとした相場の変動でスワップポイント分はおろか、ポジションの強制決済に至ってしまうまでの損失が出てしまうことも全く珍しい事ではありません。
あなたが、「スワップポイント」にて利益をあげたい場合には、保有するポジション量を事前に精査し、万が一の場合の「損切ポイント」も予め設定しておくことをおすすめします。
「損切り」ができない
初心者の場合、この失敗が非常に多いものとなります。
損切りができないために市場から撤退をし、FXを辞めてしまう人も数多くいます。
どんなに凄腕のプロトレーダーでも、勝率100%を成し得る人はいません。
適切な「損切り」ができなければ、絶対、最終的に長期的な目で見て、利益をあげることができないと言っても過言ではありません。
相場のほとんどがレンジです。含み損を抱えてしまっても、建値(エントリーポイント)まで戻ってくることがほとんどです。
「いつか戻ってくるから、このまま放置しよう」こんな風に考えてしまいがちですよね。
実際に、高確率で相場は戻り、建値決済ができます。
しかし、必ず戻ってくるとも限りません。
戻ってこなかった場合には、追加入金をしますか?
さらに損失がどんどんと大きくなってしまったらどうしますか?
そうなる前に、エントリーの時点で利確ポイントと損切ポイントを必ず決めて、それを守ることがとても大事になってくるのです。
「他人の意見」を鵜呑みにする
相場について深く考えすぎてしまい、ワケがわからなくなってしまうこともあります。
考えれば考えるほど、エントリーポイントが見つからず、どんどん深みにハマる体験は誰もがしています。
そんな時には為替アナリストなどの戦略を鵜呑みにしてしまいがちです。
利益があがった場合にはよいのかもしれませんが、問題は損失が出てしまった時です。
投資は100%自己責任であるべきですが、他人の意見を鵜呑みにしたエントリーの場合は、その責任を転嫁してしまいがちです。
もちろん、この場合に為替アナリストには責任はありません。
そして、勝った場合にも負けた場合にも、他人の意見でトレードしているうちは成長ができません。
FXは甘くありません。苦しんで苦しんで利益を得て、損失を出して、成長するものです。
他人の意見は参考までにとどめなければなりません。
ポケットの中で知らぬ間にエントリー
スマホを利用してFXをやっている人にありがちな失敗です。
チャートを見た後に、画面ロックをせずにポケットの中にスマホをしまうと、誤ってエントリーをしてしまうことがあります。
信じられない事態かもしれませんが、こういった事例はとても多いんです。
利益が出ていれば奇跡、微損で済めば笑い話にできますが、口座資金がなくなってしまうような事態になれば、シャレになりません。
スマホをポケットにしまう際には、必ず画面ロックをかけましょう。
寝落ちしてしまい週末にポジションを持ちこす
基本的に市場は週末は休みになります。
しかし、中東の一部では土日にも取引をおこなっていて、実は相場は動いています。
週末の間に大きな事件があったりすると、月曜には大きな窓を開けて相場が再開するのはこのためです。
初心者のうちは、週末にポジションを持ちこすのは避けた方が無難です。
エントリーと反対方向に大きな窓が開いた場合には、追証になりかねません。
しかしながら、金曜の夜に寝落ちをしてしまい、ポジションを閉じることができないという失敗をする人がとても多いというのが事実なのです。
地政学的リスクが高い時期や、大きな選挙、国民投票がある時期には特に注意が必要になってきます。
FX 初心者の時の「失敗談」と「成功」の秘訣
FX 初心者の時 大失敗したけど無事、立て直した(成功)秘訣
私がFXを始めたばかりの頃にやってしまった大失敗を紹介します。
ありがちな失敗なのですが、利確ポイント、損切ポイントを設定せずにエントリーを繰り返していたことです。
最初にうちは、含み損が発生しても建値までは戻り、マイナス決済をすることはほとんどありませんでした。
時には一旦、含み損が発生していても、放っておいたら、大きく利益を獲得することまでありました。
しかし、忘れもしない 2008年「サブプライムローン問題」「リーマンショック」後の大暴落の時期の事。
私は豪ドル円のロングポジションを保有していたのですが、相場は大幅下落の一直線!
証拠金維持率が一気に下がり、トレードの継続が厳しくなってきたため、ここまでこんな経験をしてこなかった私は慌てて追加入金を実施しました。
結局、追加入金分もあっさりと消し飛ばされてしまい、非常に莫大なマイナス決済をせざるをえなくなりました。
これまでのように、いつか必ず元に戻ると思い続けたことが、大失敗の原因なのです。
しばらくは立ち直ることができませんでした。
資金が底をついたこともあり、FXとは縁を切ろうと思ったほどでした。
半年ほど経った時点で、無性に相場が恋しくなり、再度FXに挑戦することにしました。
ただし、それまでのように何となくやっていたのとは違い、同じ過ちを絶対に繰り返さない為に、数々のFXや投資、チャート、テクニカルの勉強を積み重ね、
しっかりとしたエントリー基準と同時に、「利確ポイント」と「損切ポイント」を勉強を重ねた理論をもとに必ず決めるようにしてその理論を忠実に守る事を徹底しました。
また、含み益が出始めたら、こまめに逆指値を変更し損失を最小限に抑える工夫もしました。
そのルールを決め、確実に守るようにしてからは、利益が出続けて今では、あの時の大幅な損失を大きく上回る利益を上げる事ができました。
もちろん負けるトレードもありますが、口座資金が大幅に減ることはなく、資産は順調に右肩上がりで増え続けています。
ルールを決めて、それを必ず守ることがとても大事であり、「守れない場合には破産する」という教訓を胸に刻み、今もトレードを続けています。
あなたも、「FX 初心者の陥りやすい失敗例 7選」をしっかりと胸に刻み成功トレーダーを目指してくださいね!